ア行
アニリン仕上げ:鮮明な染色と透明感のある仕上剤にて革の吟面を活かした仕上げです。高級革の仕上げに用いられます。
油なめし(オイルなめし):油分(動物性の油)を含ませてなめす加工方法の事です。代表的な革として柔軟かつ吸水性に富んだセーム革があげられます。
アンティーク仕上げ:吟面に染料を不規則な模様に塗布し、自然なムラ模様をつけた革の事。これによって雰囲気のある使い古したような印象を与える事が出来る。独特の深みと味があります。
イミテーションシニュー:今では天然シニューが入手困難なため開発された、細いポリエステル糸の束にロウをたっぷり染込ませた糸。手縫いので使う糸の中では強度に優れているのが特徴。
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裏貼り:床面のザラつきを消して、肌触りを良くするために、床面にピッグやスエード、布地などを貼付けること。デザイン向上や製品の耐久性にも高い効果を発揮します。
エナメル仕上げ:パテント仕上げとも呼ばれ、革に塗装を施した後、ウレタン樹脂を重ね塗りして光沢を出す加工を施した革のこと。表面からでは革が使われているか合成皮革かの判定が難しいほどの高光沢が得られます。
エルク:北米に生息する大鹿(オオヘラジカ)の革のことで、水に強く丈夫だが、伸びやすいという特徴を持つ。大きな鹿をエルク、小さな鹿の革をディアスキンとしています。
オイルレザー:タンニンなめし革に、さらに油分を加えてよりしなやかに、耐久性を増した革のことです。アウトドア製品やブーツによく使われる。耐水性に強くしっとりとした感触がある。
オーストリッチ:ダチョウの背中の皮膚を使用した革のこと。柔らかくしなやかだが耐久性があることから、高級素材の代名詞的存在です。また、脚の部分の革をオーストレッグと呼びます。
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カ行
カービング:革に彫刻を施す、革製品の装飾技法のこと。カービングにはアリゾナスタイルやカリフォルニアスタイルなどの技法があり、中でもドン・キングが1930年代に生み出した、円を描くように花や植物を描写するシェリダンスタイルが最も良く知られている。
カーフ:生後約6ヶ月までの仔牛からできる革です。滑らかでキメが細かく傷が少ないことから、牛革の中でもトップクラスの高級品とされています。
かがり:糸で縫うのではなく革のレースで繋ぎ合わせる方法のこと。シングルループかがり、ダブルループかがりなどの様々な種類もあり、繋ぎ合わせるためだけではなく、装飾的効果も期待して用いられる。
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型押し革:革をなめした後、吟面を加熱・加圧することで、様々な型を押しつけ模様をつけた革のことです。
皮:動物から剥いだなめされていない状態のことです。スキンやハイドと訳されます。
革:皮を加工しやすいようになめした状態のこと。レザーと訳される。
顔料仕上げ:顔料を多く用いて仕上げる方法。不透明な染料で吟面を塗装した革のこと。傷などが隠れやすく、ムラを目立たなくし、均一な着色が出来るメリットがあります。
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キップ:生後6ヶ月から2年くらいまでの牛からできる革。カーフより厚手で強度もあるがきめが細かいため、カーフの次に上質とされる。
吟付き:革の表面がそのままにある一般的な革のこと。スムースレザーや本染め革などとも呼ばれる。美しい吟面とともに高い耐久力と広い汎用性を持っているため様々な製品に使用されている。
吟面:なめし加工された革の表皮のこと。毛穴があり、滑らかな肌触りをしているのが一般的です。
グレージング仕上げ:革の銀面に平滑性と光沢を与えることを目的に、ガラス、めのう、金属を用いて、強い圧力で摩擦して仕上げられた革のこと。
クロコ(クロコダイル):最上級のワニ革。独自の凹凸のある模様が特徴の高級皮革です。現在ではほとんどが養殖されたワニです。
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クロムなめし:三価クロム塩を使用してなめす方法。タンニンなめしに比べて工程の省力化からコストを抑えられる。性質として柔軟かつ軽量。保存性や耐熱性が高い。タンニンなめし革より手縫いに向いていない。安価なため多くの製品に使われている。燃焼させると三価クロムが毒性の強い六価クロムに変わってしまうので注意が必要。
原皮:皮に付着している肉や脂肪を取り除き、塩漬けや天日干しなどをして、腐敗しにくい処理を施したなめす前の皮のこと。皮から革に変わる間の皮。
コードバン:農耕用馬の臀部から作られる革。なめした後の革を削り取るため傷がなく美しい光沢を持つ。また一頭からわずか2枚しかとれないため高級素材とされている。ランドセルの素材として有名。
コバ:革の切断面のこと。重なった革端が木目の様に見えることから、「木端→コバ」と呼ばれるようになったと言われている。コバをいかにきれいに仕上げるかによって、見た目の美しさや耐久性に差が現れます。
コンビなめし(混合):タンニンなめしとクロムなめしの両方を用いてなめす方法。タンニンなめし風な仕上がりだがクロムなめしと同じようなコストで制作できるため、最もポピュラーななめし製法となっています。
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サ行
サドルレザー:商品名として使われることがあるため定義が曖昧な部分がありますが、レザーマニアではタンニンなめしで作られたヌメ革を磨いてツヤを出した革としています。
シープ:生後1年以上の羊の革のこと。薄くて軽量で柔らかいのが特徴。防寒用としても優れている。
シニュー:本来のシニューとは動物の腱を裂いてから寄り合わせた防水性や耐久性に優れた糸のこと。現在では入手困難なため人口的に作られたイミテーションシニューを使うのが一般的。一般的にミシンでは使われないため、一目で手縫いだとわかります。
シボ:皮革表面に見られるシワのこと。
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シュリンク革:なめしの行程中に特殊な薬品を使用し吟面を縮ませ、もみ革よりもシボを強調させた革のこと。シュリンクとは縮むという意味です。
ショルダー:肩の部分の革で、しなやかで伸び特性があります。
芯通し:革の内部(芯)まで染め上げた革のこと。
素仕上げ調仕上げ:ほとんど着色剤や仕上げ剤を使用せず、フェルトバフなどでツヤを出した革のこと。通称ヌメ革。レザークラフトには最適な素材。
スエード:革の床面をサンドペーパーで毛羽立たせた革。原則として子牛皮を原料とするが、現在はピッグスエードが主流です。
すく(漉く):革の床面を削って厚みを調節すること。部分的なすきはカッターなどを使用して自分で行なえるが、広い範囲をすく場合は専門業者に依頼するのが一般的です。
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スタンピング:吟面に刻印を打って、様々な模様を描く装飾技法のことです。
ステア:生後3〜6ヶ月の間に去勢された生後2年以上の太らせた雄牛からできる革。革の大きさは畳2帖分ぐらいで厚みが一定であるため流通量が多く、レザークラフトに多く用いられる革です。
スティングレイ:エイ革のことで、表面の凹凸が独特の印象を持つ。ビーズを一面に敷き詰めたような輝きを放つ宝石ような革で、優雅で上品な素材で、非常に丈夫な革です。
スネーク:蛇革のことで、パイソン(ニシキヘビ)やアナコンダ、コブラなど様々な種類が存在する。個性的な斑紋や鱗模様により人気があります。
スムースレザー:型押しのされていない吟つきの革のことで、吟面を滑らかに加工染色しただけの、吟面の雰囲気を活かした革です。
セーム革:油なめしによって加工された、スエード上に仕上げた革。本来は鹿の革を指すが、子鹿や羊、山羊などを指すこともあります。吸水性がよく親油性も高く、柔らかくしなやかです。革としては珍しく洗濯も可能です。
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タ行
ダブルショルダー:背の部分。半裁のものは、ショルダーバットという。革の規格はこちら
ダブルバット:お尻の部分。ダブルベンズともいう。革の規格はこちら
タンナー:皮をなめして革に加工する職人や工場のことをさします。動物から採った表皮を使いやすい「革」に加工するために必要な作業が「なめし」です。英語でこれを“tan”と言うため、皮革製造業者のことを“tanner”と呼ぶわけです。
タンニンなめし(渋なめし):皮革のなめし方法の中でも最も伝統的な方法で、植物に含まれている「渋(タンニン)」を使ってなめす方法のこと。多くの時間や高い技術を要するため、価格が高い高品質な革と言われる。自然な風合いがあり使うほどに味が出ることや、丈夫で伸びにくいが使い込むほどに柔らかくなるといった特徴がある。
地生(ジナマ):国内産牛原皮。以前は、生皮のままで取引されたところから、と呼ばれるようになりました。傷が少なくてキメが細かく質が高い。焼き印が無いのも特徴です。
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ディアスキン:鹿革のことで、小さい鹿の皮をディアスキンと呼ぶ。水に強く丈夫という特徴がある。しなやかで強靱で非常に軽くてソフト、通気性があってさわり心地が良い素材です。
デシ(ds):日本における皮革の取引における面積を現す単位のこと。1ds=10cm×10cm 10平方角のことを表します。
床革:革の表皮のつるつるした層を取り除いた繊維層の吟面をもたない革のこと。造形や、靴底の革などに用いられる。
床面:革の裏面。一般的に床面はザラ付きがあり毛羽立っているため、床面磨きをしたり裏張りを施して使用します。
栃木レザー:天然タンニンなめしの革。その製造行程は世界でここだけ。同じ行程を他の場所で行っても同じ革を作ることが出来ない。それは50年間足してたして使い続けているタンニンなめしのピット槽で秘伝のタレが出来ているためである。全ての行程で革を痛めることを行わないため、とても長持ちする丈夫な革が出来ている。使い込むほどに味が出る栃木レザー。是非とも末永く愛用していただきたいです。
栃木レザーの製造工程をご紹介しています。
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ナ行
なめす(なめし):動物から剥いだ皮を様々な行程で腐らないようにし、加工しやすい状態に処理すること。なめしの種類にタンニンなめし、クロムなめし、コンビなめしなどがある。なめしを行うことで皮が革に変わります。
ヌメ革:タンニンなめしを施しただけの、染色も塗装もしていない革のことです。水や油に弱いという特徴があります。高い強度と長く使うほどなじんでくるという革製品の魅力を併せ持っています。
ヌバック:牛の革の吟面をごく軽くペーパーで摩擦して起毛させ、ベルベット状に仕上げた革のこと。スエードより起毛が短いのが特徴です。
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ハ行
パール仕上げ:人工パールを用いたパールエッセンスを混ぜ仕上げた革のこと。字のごとく真珠のような輝きの革になります。
ハイド:成牛や馬のように、25ポンド(約11kg)以上ある厚く重い革のこと。これより小さい革をスキンと呼び分けている。
ハラコ:胎児や生まれて間もない子牛の革のことす。出産前に死亡した牝牛のお腹にいた腹子や、死産した子牛から採られるので数が少なく貴重な最高級素材です。
バック:半裁からベリーを除いた部分。革の規格はこちら
バックスキン:大きな鹿の皮の吟面を、起毛させスエードに仕上げたものを指す。
半裁:丸革を背中から半分に切った革のこと。だいたい約200〜300dsの大きさです。革の規格はこちら
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ピッグ:豚革のこと。表面に3つずつの毛穴が開いていることが特徴で摩擦強度に優れ、耐久性や通気性がよい。固くも柔らかくも、半透明に加工することもできます。
平縫い:レザークラフトの一般的な縫合方法で2本の針を交差させる方法で、締め付け具合の調整が容易なことや、糸がほつれたり切れたりした際の修復が容易であるなどのメリットがあります。
ブライドルレザー:タンニンなめしによって仕上げられた革を、蜜ロウやオイルが内部に染み渡るまでつけ込んだもの。馬術の盛んなイギリスにおいて馬具用素材として開発された皮革素材です。
プリント仕上げ:革に染色や塗装をするのではく、プリントロール法、捺染法、転写フィルム法などで直接絵柄などをプリントした革です。
ブル:3年以上経った、去勢されていない雄牛の革。キメは荒いが丈夫で厚みがあることから、主に底革に使用されます。
プルアップ仕上げ:革の内部に多くオイルを浸透させているので折り曲げたりするとしわが入り吟面の表情が変化します。しっとりとした質感と透明感のあるツヤが魅力。デリケートで傷がつきやすいので使い込むと味が増します。
ヘリ:革の切断面に見られる角のこと。通常へり落としなどを使用して角を落とし、コバ処理を行います。
ベリー:半裁の革からヘッド、ショルダー、そしてヘンズを取り除いた腹の中腹から足先にかけての部分で、繊維密度は極めて細く緩く、また柔らかく伸びやすい特徴があります。革の規格はこちら
ベロア:床面を毛羽立たせて、長い起毛を持たせた革のこと。スエードよりも長い毛足を持ち、起毛も粗いです。
ベイカー社:J.ベイカー社は、イギリス南部のコリトンで、ローマ時代より伝統的ななめし技法を用い、当地で生まれた雄牛を使って馬具用の革を当時と変わらずじっくりと時間をかけて生産しています。ベイカー社では、丈夫さ、堅さ、厚さ等、用途に合わせてオークバーク(オーク樹皮/タンニンの種類)によるなめしを行っています。はじめに、ハンドラーピットの濃度の薄い状態から皮にオークバークを浸透させ、徐々に時間をかけ、濃度の高いピットへ移していきます。早いもので3ヶ月、長い物では9ヶ月を要してオークバークなめしが完成されます。このようにゆっくりと時間をかけたなめしが、革の細部の繊維質まで浸透して、強度、耐水性等に優れた革を生みだしています。また、仕上げに関しても、すべて手作業で伝統的な道具を使い、革の為に一番合ったオイル、グリースで仕上げを行っています。この伝統的ななめしと仕上げのコンビネーションで英国でも最高級の馬具用の材料、ブライドル・スティラップ・ハーネスレザーを作り上げています。
ホース:馬の皮のこと。牛に比べると若干厚みや強さに劣るが、柔軟性に優れている。革を組織する繊維のキメが細やかな為、緻密で美しい表面を持っていると共に、しなやかでスムーズな質感が特徴です。
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マ行
マチ(襠):鞄の胴と胴を繋ぐ、側面にあたる部分。
丸革:革になった直後のヘッド、ショルダー、ベンズ、ベリーの全ての部分が繋がっている、半裁にされる前の状態です。革の規格はこちら
メタリック仕上げ:塗装によりメタル調に仕上げた革。発色も良く、金属的な輝きがあります。
揉み革:なめした牛革を揉むことで、シボを強調させた革。スコッチ・グレインレザーやボーデットレザーとも呼ばれる。
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ラ行
ラム:生後1年以内の羊の皮のこと。薄いために強度はあまり強くないが、毛皮は高級品として重宝される。毛穴が小さく、きめ細かいためしっとりとしていて滑らかな風合いが特徴です。生後6ヶ月以内のラムスキンは、ベビーラムスキンとも呼びます。大人の羊はシープと呼ぶ。
リザード:トカゲの革。トカゲにも様々な種類があるが、総称してリザードと呼ぶ。吟面の質感や独特の模様から、スネークと並んで人気の高い革。は虫類の中でも強度が高いのも特徴です。
ロウ引き:革を縫いやすい糸にするため、糸にロウを塗る作業のこと。近年ではロウを引いてある糸が多く販売されているが、ロウが引かれていない麻糸などを使用するときはロウ引きをする必要があります。
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